6月7日(土) 知能あそび参観・子育て講話会

 

6月7日(土)午前9時から、知能あそび参観が行われました。

虹組・星組は、前原公民館にてリズム遊び、月組・空組・太陽組は各教室で知能あそびを

行いました。

 

虹組・星組さんは、利奈先生のピアノのリズムに合わせて、跳んだり跳ねたり、ハイハイ

したり!学童クラブのお兄ちゃんお姉ちゃん達が先にお手本を見せてくれて、それを真似

しながら皆でリズム体操を楽しみました!\(^o^)/

月組さんです!(*^_^*)

空組さんです!(*^_^*)

太陽組は園長先生が担当しました!(*^_^*)

知能参観のあとは、子育て講話会が行われました。

今回のテーマは「我が子の才能を伸ばす親、つぶす親」です。

 

 

●6歳までが勝負です! 才能の芽がグングン育つ ”脳の鍛え方”

 

 脳は、赤ちゃんがお腹の中にいる時から作られ始めていま

すが、生まれてすぐにはまだまだ未熟な状態です。一番大き

く脳が成長、発達するのは、生まれてから6歳頃までと考え

られています。この時期に親をはじめとする周りの大人達が

子どもと上手く関わり、上手に脳に刺激を与えて育ちを促す

ことは、その子の無限の可能性、才能を伸ばすためにとても

重要なことです。でも、きちんと脳の育ちの原理を理解して

おかないと、良かれと思って行った言動で、逆に子どもの可

能性や才能の芽を潰してしまうことにもなりかねません。

 

 

才能を引き出すために 2つの脳を鍛えよう!

 2~6歳の子どもは、脳の成長がめまぐるしく、昨日より今日、そして明日と、でき

ることが増え続けます。脳は構造や機能の違いから「古い脳」「新しい脳」に分けら

れるそうです。幼児期は特に「古い脳」をしっかり育てることが肝心です。

  

 

古い脳(生きるための脳) ~五感からの刺激で育ちます

 脳幹や間脳など脳の芯にあたる部分の総称で、呼吸や睡眠、食欲や情動など、生きる

ための基本機能を担っています。日常生活で受ける五感からの刺激で、2~6歳の時期

に盛んに育ちます。

  

 

新しい脳(お利口さん脳) ~親の言動によって育ちます

 大脳新皮質と呼ばれ、いわゆる「お利口さん脳」のことです。言葉や手指を使った細

かい動きなど、人間ならではの機能を担っています。親の言葉や仕草を見聞きすること

で育ちます。

  

 

前頭葉(心の脳)

 新しい脳の中で、論理思考をはじめとする高度な機能を司り、人間社会でうまくやっ

ていくための「心」も担う重要な部分です。

 

 

 

 

子どもと触れ合って ”シナプス” を増やそう!\(^o^)/

 脳には神経細胞と呼ばれる細胞があり、神経細胞同士がうまくつながることで、脳が

よく働きます。この神経細胞同士のつながりをシナプスと言い、シナプスは対話やスキ

ンシップなど五感からの刺激によって作られます。親がたくさんの刺激を繰り返し与え

れば、シナプスの量が増え「良い脳」へと育つのです。

 

 

 

 

 

 

●大きくなったら差がつく! 「脳育て」で欠かせない3つのこと

 

  

 1)規則正しい生活で、まずは「古い脳」を鍛えよう

 

 幼児期に何より大事なのは、生涯生きていくための土台とも言

える古い脳のシナプスをできる限り増やすことです。そのために

毎日の生活において「しっかり寝る」「だいたい同じ時刻に起き

る」「きちんと3食食べる」「たくさん遊ぶ」を規則正しく繰り

返して、脳に五感からの刺激をたくさん入れましょう。大人の生

活リズムに合わせた適当な生活を送っていても、子どもの脳は発

達することは発達しますが、脳内のシナプスは必要最小限しか作

られないので、出来上がった脳はバランスが悪く不安定です。

思春期前後になって、ちょっとしたトラブルから心身の不調を訴

えたり、学力が身につかない子どもたちのほとんどは、ここに原

因があると言われています。

 

 

  実践すると脳は・・・”最高のサイクル”が定着する\(^o^)/

   体内時計がしっかり働くので、夜は自然に眠くなり、朝は自然に目が覚める脳になりま

  す。日中は活動的になり、きちんと空腹を感じます。これは生涯必要な基本の機能です。

 

  → 子どもはこう変わる!! ~ 手がかからなくなる

   朝からニコニコ笑顔で起床。昼間は元気よく走り回り、食事はきれいに完食。

   夜は8時頃には目を開けていられないくらい眠くなり、一言でいえば「手がかからない

   子」になります。(*^_^*)

              

 

 

 

  

 2)会話と遊びで、「新しい脳」を育てよう

 

 新しい脳も盛んに発達している幼児期の子どもは、特

に親など身近な大人がしゃべる言葉や、している仕草を

じっと見聞きして盛んに真似をします。大人の言葉や仕

草が、重要な脳への刺激なのです。多くの刺激が入れば

シナプスが増え、脳の高度な機能が無限大に発達してい

きます。ただし、映像からではこのような刺激はあまり

入りません。子どもと一緒にいる時は、テレビや携帯電

話などは遠ざけて、親子で向かい合いましょう。なるべ

く多くの語彙を使って、今日あった出来事や季節の行事

の話など、きちんとした文章で語りかけるようにしてください。遊ぶ時には、親も手足を動か

して身体を触れ合わせるような遊びをすると、刺激がたくさん入って効果的です。(*^_^*)

 

 

  実践すると脳は・・・学習の土台ができる\(^o^)/

   新しい脳には、無数の神経細胞があります。この神経細胞が幼児期にまんべんなく刺激

  されることで、学習の土台が出来上がり、小学校での勉強にすんなり移行しやすい脳にな

  ります。

 

  → 子どもはこう変わる!! ~ 好奇心旺盛で活動的に

   新しい脳が活発だと、好奇心旺盛になり、見るもの聞くもの全てを知りたがり、触りた

  がります。身体も活発に動かすので、さらに刺激が入り「良い脳」に育ちやすくなります。            

 

 

 

 

 3)論理思考の土台を作って、心を強くする

 

 前頭葉は、論理思考や計画性などを駆使して問題を解決し、社会で上

手くやっていくために必要な脳の部位です。最終的に完成するのは18歳

頃ですが、幼児期から周りの大人が、論理的な捉え方を言葉にして伝え

ていくことで、子どもの脳にも論理的な思考が作られていきます。

例えば「まだ3時だし、心配しなくても大丈夫。次の電車に乗れば間に

合うよ」「お金が足りないから、ジュースは買えないね」というように、

そうである理由、物事の経緯を文章にして正しく伝えましょう。また、

子ども自身にも「ジュース」だけではなく「ジュースをください」と言わ  

          せるなど、きちんとした文章で自分の意思を正確に伝える習慣をつけるこ

          とが大事です。

 

 

  実践すると脳は・・・論理思考+前向き思考が育つ\(^o^)/

   学習に大切な論理思考が得意になります。それだけでなく、怒りや不安などネガティブ

  な感情が起こった場合にも、前頭葉を働かせ「~だから大丈夫!」と自ら安心を作れる脳

  へと育ちます。

 

  → 子どもはこう変わる!! ~ 心が安定し、親を信頼する

   大人から論理をきちんと伝え、子どもも的確に意思を伝えることができると、子どもの

  情緒が安定し、相互信頼が生まれます。すると、思春期以降も何でも親に話せる子になり

  ます。

 

 

 

 

 

 

●日々の暮らしが要です! 脳を育てる親子習慣(*^_^*)

 

 

 ✿ 親子で”朝活”を始めましょう!

 

  睡眠中に脳内でシナプスが整理されるので、朝は頭がすっきりした状態になります。

 ですから、起床直後は脳を育てるチャンスです!親子で朝陽とともに起床し、散歩や

 料理を一緒にしたり、会話を交わしたりして朝の活動を充実させましょう!

 

  

 

 ✿ 言葉を引き出す会話を心がけましょう!

 

  例えば絵本を読んだ後に「おもしろかったね」だけでなく「くまさんのおうちはどこ

 だった?」「お山だよ!」「おじいちゃんが待っているのかな?」「違うよ~ママが待

 っているんだよ!」などと、子どもの言葉を引き出すような会話を心がけると、脳をた

 くさん刺激できます。

 

 

 

  食事中はテレビを消しましょう!

 

   テレビは脳に強い光と音の刺激を与えます。すると食事からの五感を刺激(匂い、

  味、色、音、温かさ)が全く入らず、古い脳が育ちません(>_<) それだけでなく

  お箸を使ったり会話をしたりという新しい脳への刺激も減ります。脳育てのために

  食事中はテレビを消しましょう!

 

 

 

 

 

我が子には、どんな「才能の芽」が隠れているのだろう・・・

 

考えるだけでワクワクしてきませんか?

 

その芽を見つけて、大きく育てましょう♪

 

笑顔や自信が溢れるように! 夢に向かって頑張れるように!

 

お父さんお母さんの手やまなざしが、子どもの未来を切り開く

大きな力になります!(*^_^*)